キャンピングカーレンタル事業で補助金を活用したい!
今回は、コロナで落ち込んだ経済を立て直すための経済支援策として予算組された補助金の紹介をしたいと思います。
まず、キャンピングカーの車両購入費にこの補助金が使えるのか?ということなのですが、
先に結論から言うと残念ながら「できません」
購入した機材そのものを貸出して収益を得るようなものは対象外とされています。
つまり、補助金を利用し機材を購入する場合は、商品やサービスを生産するために必要な機材の支出が対象ということです。
しかし、キャンピングカーの事業を開始するにあたり、HPや広告、備品の購入など車両費以外にかかってくる経費があります。
こちらはサービスを提供するために必要な経費として認められますのでこの経費を補助金で賄うことは可能です。
これを前提に、まず、「持続化補助金」を知らないという人に簡単に。
昨年、個人事業主100万円、法人200万円の「持続化給付金」がありました。
名前は似てますが、今回紹介するのは全く別のもので「持続化補助金」です。
こちらは、給付金のようにもれなくもらえるお金というものではなく、事業計画書を作り申請し、承認されることで、事業の立ち上げに必要な経費の2/3や3/4を補助してくれるというものです。
経済産業省の補助金については、様々な補助金があるのですが、
今回は「持続化補助金低感染リスク型ビジネス枠」を取り上げます。
持続化補助金の概要
●補助金額上限…100万円
●補助率…3/4(経費の75%までを補助)
コロナ関連の補助金はまず、その事業が感染拡大防止のために、対人接触機会の減少と事業を両立させる新たなビジネスに取り組むことが条件となります。
また、感染防止対策費については、補助金総額の1/4(最大25万円)を上限に補助対象経費に計上することが可能とされています。
つまり、事業経費の中で、マスク・消毒液・空気清浄機などの感染防止のための物品購入・設備導入などにについては25万円を限度に補助されるということです。
詳しくは公募概要をご覧ください。
なんで、この補助金を取り上げたかというと…
予算規模がデカイ補助金!だからです。
規模が大きいということは採択される可能性も高いと考えられます。
ということで個人・法人問わず事業を行われている方にぜひチェックしてもらいたいと思います。
募集も来年の3月まで6回予定されていますから、
これから計画しても十分間に合います。
第1回受付締切 2021年 5月12日(水)(終了)
第2回受付締切 2021年 7月 7日(水)
第3回受付締切 2021年 9月 8日(水)
第4回受付締切 2021年11月10日(水)
第5回受付締切 2022年 1月12日(水)
第6回受付締切 2022年 3月 9日(水)
経済を立て直す準備をするための国の予算!!
連日ニュースなどで経済の低迷や企業の倒産など報道されていますが、経済支援の取り組みはあまり報道がされていないと思いますが、実は幅広く行われています。
どうしても事業者向けの支援が多いのであまりニュースなどでも触れられないのかもしれませんね。
ステイホームや自粛を意識しすぎるあまり、経済が停滞しているからといって本当に何もしないのは後々大ごとになります!
経済が本格的に再始動する前に準備をしておかないと取り残されてしまいまうということです。
この補助金類も落ち込んだ経済の回復速度を加速させるためのものになります。
ですので、事業者の方は補助金を効果的に活用して捉えて新たなサービスや事業を起こすチャンスと捉えて欲しいです。
計画は自分がやりたい事業から逆算しよう!
この補助金を利用する際、からなず事業計画を作成する必要があります。
先ほども書きましたが、その事業が感染拡大防止のために、対人接触機会の減少と事業を両立させる新たなビジネスに取り組むことという条件があります。
「両立」をどう捉えるかがちょっと難しいと思います。
事業計画を作るときに感染拡大防止のための事業という目線で考えてしまうと、そればかりに縛られてしまい、いいアイデアが浮かんで来ないと思います。
ポイントとしては、まずは感染拡大防止関係なしに立ち上げたい事業やサービスを考えることからスタートしたほうがいいです。
そして、最後に感染拡大防止対策をどうするかという理由付けを足して行くほうが計画書を作成して行く上では簡単です。
×感染防止対策→事業
○事業→感染防止対策
事業計画書作成のポイント
事業計画書の作成にあたっては
以下の3ブロックから構成するとまとめやすいと思います。
市場背景
具体的実施内容
事業の効果
(1)市場背景
まず、新たなサービスや事業を投入する市場の現状を把握する必要があります。
計画書に必ず必要というものではないですが、市場の現状と予測を理解することでこの後に説明する具体的事業内容の説明に説得力を持たせることができます。
ここでは、「このような背景からビジネスチャンスが存在する」という裏付けられるような資料やデータなど用いると良いと思います。
客観的に見て収益を得られる可能性の高い分野である明確な理由付けができると良いでしょう。
(2)具体的実施内容
次に、(1)の市場背景を受けて、具体的にどのような事業を行うのかを説明します。
計画書はワードの文書で様式が決まっており、5シート以内にまとめる決まりがありますので、事業内容を端的に説明する必要があります。
(事業の優位性、差別化のポイント、収益の見込みなど)
見積もりなどは必要ありませんが、経費計上する予定の費用についてなどのこともここで
上限額100万円のうちどのようなことに費用を使うか説明しておくのもわかりやすいかと思います。
(実際申請するときに費用の内訳を数字入力する欄があります)
事業のスケジュールもわかるようにしておいたほうが良いでしょう。
(3)事業の効果
最後に、新事業を行うにあたってどのような効果を見込んでいるか。という説明をします。やっぱり、「これがやりたい」という気持ちだけでは不十分です。
客観的に数字計画を立てましょう。
事業を行うにあたってどれくらいの収益を見込んでいるかという数字計画はとても重要な要素です。例えば初年度から5年後の売上予測などシミュレーションします。
数字を意識するということは、事業開始にあたり具体的な目標ができるだけでなく、審査する側も事業の価値や継続性を判断しやすいということもあります。
あとは、地域貢献や、新規雇用、従業員の給与向上などに繋がる内容なら積極的にアピールしましょう。
申請はWEBのみ
諸々の様式が準備できたら最後は申請です。
ここで注意してもらいたいのが、補助金を申請できるのはWEBのみです!
経済産業省の「Jグランツ」から申請します。
ここでログインできるようにするためには「Gbiz ID」の取得が必要です。
ID取得には印鑑証明書が1通必要になり、登録まで2〜3週間かかりますので、
今は、申し込みが殺到しているそうで、さらに時間を要する可能性があるそうなので早めに登録しておくことをおすすめします。
申請や事業推進のサポートをいたします!
プラスワンでは、補助金の申請、HPの制作や広告の計画などについてサポートを行っています。ご希望の方は以下のメールよりお気軽にご相談ください。
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