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執筆者の写真児玉 陽平

キャンピングカー車内は「オゾン」で除菌・消毒・消臭

更新日:2021年12月9日


今回はキャンピングカー車内の清掃と消臭と消毒についてなんですが、

みなさんは車とかお部屋の消臭をする時に何を使用していますか?

消臭剤とか芳香剤とか色々ありますが、僕はオゾン消臭を使っています。


キャンピングカーは臭いがこもりやすい

キャンピングカーは普通の車と比べて、車内で過ごすための設備が充実しているので

どうしても車内で過ごす時間が長くなります。

車の中で食事したり、就寝したり、ペットが一緒に乗っていたりなど様々な要因でいつの間にか臭いが蓄積していきます。

自分だけで使う分にはある程度許容できるかもしれませんが、

レンタルで様々なお客様が利用するので、気持ちよく使ってもらうために前の人が使っていた臭いを残したくないという思いがありました。色々調べてオゾン消臭にたどり着きました。

今回はなぜオゾンが消臭や消毒に効果的だとされているのか解説をしていきたいと思います。

オゾンとは何か?

まず、そもそもオゾンとは何かということなんですが、

オゾン層という言葉を聞いたことあるかと思いますが、それと同じものです。

もともと自然の中にごく微量ですがあるもので、空気の一種です。オゾンは酸素原子が3つくっついたもので、酸素の元素記号は「O」ですので、オゾンの化学式は「O3」と表されます。

そのオゾンを人工的に作り出すものがオゾン発生器ということです。

そこでなぜオゾンが消臭に効果があるのか?ということなんですが、

次にオゾンの消臭メカニズムを解説していきたいと思います。


オゾン消臭のメカニズム

①まず空気中の酸素o2に、オゾン発生器により電気の力を加えることで酸素がバラバラになり、酸素原子単体となります。


②その後3つの酸素原子がくっつくことでオゾンo3ができます。


③酸素原子が3つ結びついたオゾンは物質として非常に不安定で菌やにおいの物質が近くにあるとoとo2に別れようとします。

その作用がオゾンによる消臭機能となっていて、2つの「O」から離れた1つの「O」は、臭いの元となる菌やウイルスの分子構造と融合することで酸化させられてその菌やウイルスとともに消滅します。


残った2つの酸素原子はO2=酸素となりますので、最終的に除菌・脱臭が行われた後の残留物質は酸素のみとなります。

使用後は酸素だけが残りますので、きわめて安全性が高いといわれています。


除菌にもオゾンが有効

一番新しい情報としてはノロウィルスやインフルエンザウィルスにも効果が立証されているオゾンはコロナウィルスにも有効じゃないか?ということが話題になりましたが、最近まで医学的エビデンスはありませんでした。

しかし5/14発表のニュースで奈良県立医科大学の研究チームがオゾンによる新型コロナウイルス不活化を確認との研究結果を発表し、オゾンがコロナウィルスにも有効であることが証明されました。



実際僕が使っているのはオゾンマートのオースリークリア2というものです。

価格現在は6万円程度になります。

オースリークリア2のオゾン生成量は300mg/hとなります。

コレを使う場合の注意点ですが、無人環境で行う必要があります。


※オゾンを使用する場合の注意

反応後のオゾンは酸素に分解され、無害なものになりますが、高濃度のオゾン自体は人体に有害な物質となります。

長期間オゾンを吸い続けると人体に悪影響が出てきますので、機械をセット後速やかに退避する必要がります。


オゾン自体には独特の臭気があります。消臭消毒後の部屋にオゾン臭が残っていたら分解する物質がなくなって、オゾンが空間に余って残っている状態です。その場合は換気すれば臭いはすぐに消えていきます。

ちなみに有人環境で使用できる部屋に常設タイプの家庭用のオゾン消臭器についてはオゾン生成量が1~4mg/h程度と言われています。

使用される場合は導入する機械のオゾン生成量を確認してください。

以下、オゾン消臭に関する動画もアップしていますのでぜひご覧ください。

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